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家族や親戚が亡くなった後、残された家族は故人の荷物である遺品を整理しなければいけません。しかし、遺品整理と言っても、関わりの深かった家族でもどのような物を遺していたか全てを把握するのは困難です。
そのような分からないことが多い遺品整理ですが、誰かがやらなければいけません。そこで今回の記事では、遺品整理のやり方について徹底解説します。今まさに遺品整理をしなければいけないという方や遺品整理で困っているという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
遺品整理を始める前の下準備
遺品整理をやる際は、始める前に準備をしておかなければいけません。ここでは、遺品整理を始める前の下準備について解説します。
遺品整理を行わなければいけないという方は、これから解説する内容を参考に下準備を進めてみてください。
遺品整理の現場を確認する
遺品整理を始める前の下準備の1つ目は、「遺品整理の現場を確認する」ことです。
遺品整理をやると言っても、故人の自宅など遺品整理をやる現場の状況によっては自分ではできない場合もあります。そのため、場合によっては遺品整理業者へ依頼することも検討しなければいけません。
故人の荷物が残されているだけであれば、遺族だけでも遺品整理は可能です。しかし、故人の発見が遅れ腐敗が始まっていた場合、室内に入ることが難しいこともあります。そのような際は無理せずに、遺品整理業者への依頼を意識しながら現場を確認しましょう。
遺品整理のタイミングを決める
遺品整理を始める前の下準備の2つ目は、「遺品整理のタイミングを決める」ことです。故人が多くの資産を保有しており相続の手続きが必要な場合は、遺品整理をする前に相続をする方と相談しなければいけません。
相続人が一堂に会して遺品整理について決められればベストですが、さまざまな事情により難しいこともあります。そのため、遺品整理を行わなければならない状況になったら、速やかに相続人で話し合うのがおすすめです。
そして、遺族で話し合って遺品整理をやるタイミングを決めましょう。
各種契約の解約や税金の手続きをする
遺品整理を始める前の下準備の3つ目は、「各種契約の解約や税金の手続きをする」ことです。遺品整理は、故人の荷物や資産を整理するだけではありません。税金や保険、ライフラインなどの各種契約手続きもする必要があります。
遺品の中でも資産価値の高い物品がある場合、遺品整理をする方の一存で処分を決められません。遺品整理をする際は、事前に税金や各種契約でどのような手続きが必要かを確認し、手続き漏れのないように進めましょう。
遺品整理を自分でやる際に準備するもの
業者などに依頼せずに自分で遺品整理をする場合、次の表に記載するものを準備して行いましょう。
段ボール |
120サイズを中心に準備し、大きいものを入れるための160サイズも準備しておきましょう。 |
ガムテープ |
布タイプ、クラフトタイプどちらでも問題ありません。 |
ゴミ袋 |
自治体指定のゴミ袋がある場合、それを準備します。サイズは運搬を考慮して、大き過ぎないものにしましょう。 |
ハサミ・カッター |
切れ味の良いものを人数分準備しましょう。 |
油性ペン |
段ボールなどに入れたものを書いて整理するために使います。 |
軍手 |
汚れや怪我などから手を守るために使います。 |
スリッパ |
床にあるもので怪我をすることを防げます。 |
マスク |
遺品や室内から発生する臭いや埃を軽減します。 |
汚れても良い服 |
どのような汚れがあるか分からないため、汚れても良い服を準備しましょう。 |
遺品整理を自分でやる方法
ここからは、遺品整理を自分でする方法について解説します。
初めての遺品整理でどうすれば良いか分からないという方は、これから解説する内容を参考にして遺品整理に取り組んでみてください。
①遺品整理のスケジュールを組む
最初に、遺品整理のスケジュールを組みましょう。遺品整理をやる場所が故人所有の自宅などの場合、時間の制約がありません。しかし、賃貸物件などの場合、解約しなければいけないため、早めに遺品整理をする必要があります。
遺品整理のスケジュールを組む際は、遺品整理を終わらせなければいけない日取りといつ何をやるかを決めましょう。あらかじめスケジュールを決めておけば、余裕を持って遺品整理に取り組めます。複数人でやる場合は相談して決めましょう。
②遺品を仕分ける
次にやることは遺品の仕分けです。遺品は残しておくものと処分するものに分けられます。ここからはそれぞれに分類されるものの例を紹介します。
残しておくもの
故人の大切にしていたものや思い出の品など、親族で分配するものは残しておきましょう。また、以下のように資産価値の高いものや重要書類、財産なども残す必要があります。
- 現金
- 通帳及びキャッシュカード
- 印鑑
- クレジットカード
- 有価証券
- 身分証明書
- 土地等の権利書
- 保険証
- 各種契約書類
これらのものは誤って捨ててしまわないように注意が必要です。
処分するもの
処分するものは、ゴミとして捨てるものとリサイクルできるものです。何をゴミとするかは、遺品整理をする方の判断になります。
しかし、以下に挙げる物はリサイクルできることがあるため、リサイクル業者などに買い取りを依頼すると良いでしょう。
- 冷蔵庫、洗濯機などの大型家電
- カメラやパソコンなどの小型家電
- ベッドやタンスなどの家具
- 衣類
- 鍋やフライパンなどの調理道具
③不用品の処分方法を決める
仕分けの後は、処分するものの処分方法を決めましょう。捨てるものは自治体ごとに定められた処分方法に従って捨てましょう。
家具家電などリサイクル業者に買い取りを依頼するものは業者に連絡し、依頼します。遺品整理で頼りになるリサイクル業者は、以下の表の通りです。
不用品回収業者 |
数が多くて店舗に持っていけない場合に便利です。自治体によるゴミ回収まで日にちがある時にも有効です。 |
リサイクルショップ |
出張買い取りをしてくれるお店もあります。また、品物によっては高額で買い取ってくれる場合もあります。 |
遺品整理業者 |
ゴミの処分と買い取りの両方をやってくれるため、遺品の分類に悩む方におすすめです。 |
遺品整理業者の選び方については、下記記事で解説しています。
遺品整理で買取できる遺品は?高く売るコツやおすすめの遺品買取業者も紹介!
④遺品の形見分けをする
故人の思い出の品や大切にしていたものを残す場合、形見分けを行いましょう。以下のような品々は、親族で形見分けすることが多いものです。
- 故人が愛用していたアクセサリー
- 着物などの衣類
- 趣味の品々
- 貴重品
形見分けで資産価値の高いものを形見分けすると、譲り受けた人に贈与税がかかる場合があります。そのため、形見分けの際は、譲り受けた人の負担にならないように注意が必要です。現金や有価証券なども含めて資産価値のあるものについては、相続人で平等に分配しましょう。
遺品整理を自分でやる際の注意点
ここからは、遺品整理を自分でやる際の注意点について解説していきます。遺品整理をする際は、これから解説する内容を参考にしてみてください。
大切な遺品を誤って処分する可能性がある
注意点の1つ目は、「大切な遺品を誤って処分する可能性がある」ことです。故人が大切にしていたものや思い出の品などを誤って処分してしまうと、故人との思い出を悼む残された方たちが悲しい想いをします。
また、財産や各種契約の書類や証明書などを処分してしまうと、再発行ができずに大きなトラブルになる可能性があります。そのため、遺品整理をする際は大切なものを誤って処分しないように遺品を1つ1つ確認しながら整理しましょう。
処分の必要な遺品が意外と多い
注意点の2つ目は、「処分の必要な遺品が意外と多い」ことです。高齢になると体力的な理由や認知症などにより、室内にものが多くなる方も少なくありません。そのような方が亡くなった際は、処分が必要な遺品が多くなることがあります。
処分が必要な遺品が多い場合、整理や処分に時間と手間がかかります。時間的な制約がなければ問題ありませんが、そうでない場合早めに進めなければいけません。そのため、自分の手に余ると感じた場合は、遺品整理業者などに依頼することも検討しましょう。
遺品整理を自分でやるのが厳しいときは?
遺品整理はやる人にとっての負担も大きい作業です。また、時間的な理由や距離的な理由で遺品整理を行うことが難しい場合もあります。
そういった場合は遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。遺品整理業者は以下のような作業を行ってくれます。
- 残しておくものと処分するものの分別
- 処分するものの回収と処分
- 買取可能なものの買い取り
- 遺品の供養
- 貴重品の確認
- ハウスクリーニング
- 室内の消臭
- 家屋の解体・リフォーム
- 不動産仲介
- 相続に関する相談
下記記事では、遺品整理業者の選び方や費用相場について解説しています。
【2023年】遺品整理の料金相場は?費用の内訳や業者の選び方について解説!
まとめ
遺品整理の時は予期せぬときにやってきます。初めて遺品整理をやる場合、分からないことも多く、戸惑ってしまう方も少なくありません。それでも故人の足跡を整理するために、遺品整理をやる必要があります。遺品整理で困ったことがあれば、遺品整理業者に依頼するのも1つの手です。
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