遺品整理でネコババされるって本当？狙われやすい品物・場所や対策・信頼できる業者の選び方などを紹介

遺品整理でネコババされる問題は、実際に多くの人が直面している悩みの1つです。そのため、遺品整理を業者に依頼する際に、「信頼できる業者を選ぶ方法がわからない」「狙われやすい品物が心配」と感じる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、遺品整理の場面でのネコババについて解説します。また、ネコババを防ぐための対策や、信頼できる業者の選び方も併せて紹介します。

この記事を読めば、遺品整理におけるリスクを理解することができるので、安心して依頼できる業者を選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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遺品整理でネコババされるって本当？

遺品整理を依頼する際に、最も気になる問題の1つが「ネコババ」です。遺品整理業者や親族が、亡くなった方の財産を不正に持ち去る行為は実際に報告されており、信頼できる業者を選ばなければ大切な物を失う可能性があります。

家族が亡くなったあと、自宅に膨大に残った遺品の整理は簡単ではありません。親族に声をかけ手伝ってもらうケースや、業者に依頼するケースなどさまざまです。

遺品整理において、ネコババを避けることはできないのでしょうか。以下では、遺品整理でネコババが起こる原因や、ネコババされない対策などを順を追って解説していきます。

遺品整理でネコババが起こる原因

ここでは、遺品整理の際にネコババされる主な原因を詳しく解説します。

業者選びの失敗

遺品整理業者の選び方を間違えると、ネコババのリスクが高まります。信頼できない業者に依頼すると、故人の遺品を無断で持ち出したり、貴重品を不正に売却したりする可能性があります。

価格を安く提示して契約を取り、実際には適切な作業を行わずに利益を得ようとする悪徳業者も少なくありません。遺品整理業者は業務内容が幅広いため、その中でも良心的な業者と悪徳業者が混在しているのが現状です。

そのため、業者の信頼性を事前に確認することが非常に重要です。業者の実績や口コミ、適切な許可を保有しているかどうか、さらに作業内容の詳細を明確にしてもらうことが必要です。

親族に任せっきり

遺品整理を親族に任せっきりにしてしまうことも、ネコババのリスクが高まります。親族が整理作業を行う場合、どうしても個々の判断で物を扱うことが増え、貴重品や思い出の品を意図せず取り扱ってしまうことがあります。

さらに、親族間でのトラブルや誤解が生じることもあり、貴重な財産が不正に持ち去られるケースも少なくありません。相続人同士の間で遺品に対する認識が異なる場合、物品の取り扱いに関する争いが起こる可能性があります。

親族に頼む場合でも、適切な確認と管理が求められるため、できれば専門業者に依頼する方が安全です。

遺品整理でネコババされやすい品物

遺品整理で最も狙われやすい品物は、金銭的価値があるものや、感情的に価値の高いものです。現金や貴金属、宝石類は特に狙われやすい品物といえます。これらは簡単に持ち出すことができ、すぐに換金可能なため、悪意のある業者や関係者にとってはターゲットになりやすいです。

また、故人が所有していた高級ブランドのバッグや時計、絵画なども貴重品として狙われることがあります。さらに、思い出の品や個人的な物にも注意が必要です。

遺族が知らない間に価値のある品物が持ち出されることもあります。遺品整理を行う際は、これらの品物についてはしっかりと確認し、取り扱いに注意を払いましょう。

遺品整理でネコババされやすい場所

遺品整理の際に、ネコババされやすい場所は、「寝室」や「書斎」です。これらの部屋には故人の貴重品や個人情報、財産に関する書類などが保管されていることが多いため、整理する際には特に注意が必要です。

寝室には現金や貴金属、財布などをしまっている方が多く、書斎には契約書や株券などが保管されていることもあります。

また、「金庫」や「隠し場所」にも注意が必要です。金庫の中に現金や貴金属、重要書類が保管されていることが多いため、解錠や管理がきちんと行われていないと、ネコババされるリスクが高まります。

遺品整理でネコババされないための対策

遺品整理でネコババを防ぐためには、事前にしっかりと対策を講じることが大切です。ここでは、ネコババを防ぐために実行すべき具体的な対策を紹介します。

ネコババされやすい品物を先に整理しておく

遺品整理の際には、特にネコババされやすい品物を最初に整理することが重要です。現金や貴金属、宝石などは持ち出されやすいため、これらを遺品整理業者と親族に遺品整理を依頼する前に、信頼できる場所に保管しておきましょう。

高級ブランド品や貴重な書類も整理対象となりますが、これらも同様に取り扱いに注意が必要です。ネコババされやすい品物を先に整理することで、後から整理する際に誤って持ち出されることを防げます。業者に依頼する場合は、ネコババされやすいものを先に整理しておくことも有効です。

遺品をリストアップしておく

遺品整理でネコババを防ぐために最も有効な方法の1つは、整理する品物をリストアップしておくことです。遺品整理を行う前に遺品の詳細なリストを作成し、どの品物がどこにあるかを明確にしておきましょう。このリストには、現金・貴金属・宝石・重要書類・家電製品など、価値のあるものをすべて含めることが必要です。

また、遺品を整理する際には、リストに記載された物が適切に処理されているかを確認できるようにしておくことが大切です。万が一、何かが紛失した場合には、リストがあれば後から確認ができるので、非常に役立ちます。

遺品整理する前の状態を写真や動画で残しておく

遺品整理を行う前に、整理する部屋や品物の状態を写真や動画で記録しておくことは、ネコババを防ぐために非常に有効です。

写真や動画で現場の状況を記録しておくことで、整理後に物が紛失していた場合に証拠として活用できます。また、整理作業中にどの品物がどの場所にあったのかを後から確認する手段としても役立ちます。

この方法は、業者に遺品整理を依頼する際にも有効で、もし不正が疑われる場合には、証拠として提出できるため、より安全に遺品整理を進められます。整理前に撮影を行い、しっかりと記録を残しておきましょう。

遺品整理の現場に必ず立ち会う

遺品整理を行う際には、必ず現場に立ち会うことが重要です。業者や親族に任せっきりにせず、整理作業の現場に立ち会うことで、ネコババを防ぐことが可能です。

現場に立ち会えば、どの品物がどこにあったかを確認し、持ち出されるべき品物が不正に取られることを防げます。また、整理業者が作業を行っている最中に、必要な確認を行うことができ、紛失した場合の対応が迅速にできます。

立ち会いが難しい場合でも、信頼できる第三者に依頼することで、リスクを減らせるでしょう。

現金などの貴重品を事前に回収しておく

現金や貴金属、重要書類などの貴重品は、整理前に回収しておくようにしましょう。見えない場所に隠すと、遺品整理業者や親族に知らない間に取られる可能性があります。

貴重品は、整理前に必ず信頼できる場所に保管し、整理中もその場所を他の人に知られないようにしておきます。業者に依頼する場合でも、貴重品がどこに保管されているのかを事前に伝えておき、整理の際にその品物を絶対に触れないようにしてもらうことが必要です。

整理後の確認ができるよう、貴重品の所在をしっかりと記録しておくことも大切です。

搬出や清掃などの限定的な作業を手伝ってもらう

遺品整理の際、業者や親族にすべての作業を任せるのではなく、搬出や清掃といった限定的な作業だけを手伝ってもらう方法もあります。

価値のある品物を自分で確認してから業者に搬出作業を依頼することで、ネコババされるリスクを回避可能です。清掃作業も業者に任せず、親族や信頼できる人が手伝うことで、重要な品物が持ち出されることを防ぎます。

整理作業が進む中で、必要な品物を自分の目で確認しながら作業を進めることが、最も安全な方法です。

遺品整理でネコババされた場合の対処法

遺品整理でネコババされた場合、迅速に適切な対処をすることが重要です。ここでは、ネコババされた場合の具体的な対処法について紹介します。

警察に通報する

遺品整理中にネコババが疑われる場合、まずは警察に通報することが大切です。警察に通報すれば、専門の捜査官が不正行為の調査を開始します。高価な物品や金銭が持ち出された場合、警察は証拠をもとに捜査を行い、犯人を特定します。

また、警察に通報することで、後々法的に正当な手続きが進められるようになります。通報後は、冷静に指示に従い、事件の詳細や状況を正確に伝えることが重要です。証拠を持っている場合、それも合わせて警察に提供しましょう。

証拠を集める

ネコババされた場合、証拠を集めることが重要です。証拠がなければ、法的に犯人を追及するのが難しくなります。証拠として有効なのは、遺品のリスト・現場の写真や動画・証人の証言などです。

遺品整理前に状態を記録した写真や動画があれば、整理中にどの物品がどこにあったのかを確認することが可能です。さらに、現場に立ち会った証人がいる場合、その証言も重要な証拠になります。

証拠を集めることで、後々の捜査や法的手続きにおいて、ネコババの事実を証明するための強い材料となるでしょう。

弁護士に相談して法的な手続きを進める

ネコババが発覚した場合、弁護士に相談することが重要です。弁護士は法的なアドバイスをもとに、事件をどのように進めるべきかを助言してくれます。

遺品整理業者や関係者が不正を行った場合、民事訴訟や刑事訴訟を起こす手続きをサポートしてもらえます。弁護士に相談することで、犯人に対して適切な法的措置を取ることができ、損害賠償を求めることも可能です。

また、弁護士に相談しておくと、示談交渉をスムーズに進めもらえます。遺品整理に関わる問題は複雑な場合が多いため、早期に専門家に相談することで、最適な対応ができるようになります。

遺品整理でのネコババを防ぐ遺品整理業者の選び方

遺品整理を業者に依頼する際には、安心して依頼できる業者を選ぶ必要があります。ここでは、ネコババを防ぐ遺品整理業者選びのポイントを紹介します。

一般廃棄物収集運搬許可や古物商許可の許可を得ている業者を選ぶ

遺品整理業者を選ぶ際には、まず「一般廃棄物収集運搬許可」や「古物商許可」を取得している業者を選ぶことが大切です。許可を持っている業者は、法律を守って業務を行っている証拠となり、安心して依頼できます。

一般廃棄物収集運搬許可は、廃棄物を適切に処理できる業者に与えられる許可で、違法に廃棄物を処理しないことを保証します。また、古物商許可を持つ業者は、貴重品や価値のある物を扱う際に法的に適正な取引が義務付けられています。

これらの許可がない業者に依頼すると、不正な取引や不適切な廃棄処理が行われるリスクがあるため、必ず確認しましょう。

遺品整理士がいる業者を選ぶ

遺品整理士の資格を持っている業者を選ぶことも、遺品整理でネコババを防ぐポイントの1つです。遺品整理士は、遺品整理に関する専門的な知識や技術を持った資格保有者です。

遺品整理士がいる業者は、単に物を整理するだけでなく、遺族や依頼者に対して配慮のあるサービスを期待できます。また、遺品整理士がいる業者を選ぶことで、ネコババのリスクを減らし、安心して遺品整理を進めることができるでしょう。

見積もりの金額が安すぎない業者を選ぶ

遺品整理業者を選ぶ際には、見積もり金額が安すぎない業者を選ぶようにしましょう。安すぎる料金設定を提示してくる業者は、後々不正行為が行われるリスクがあります。

また、無料を謳う業者も危険です。無料での回収や整理作業を謳っている業者は、最終的に隠れた費用を請求することが多く、業者自身が不正に品物を持ち出す可能性もあります。

適正価格でサービスを提供する業者は、作業内容も明確です。見積もりが安すぎる業者は避け、相場に見合った価格設定をしている業者を選ぶことが、ネコババ防止につながります。

口コミや評判の良い業者を選ぶ

遺品整理業者を選ぶ際には、口コミや評判も確認することが重要です。インターネットでのレビューや、友人・知人からの紹介も参考にしましょう。

良い業者は実際の作業内容やサービスにおいて満足度が高いことが多く、その結果、口コミでも高評価を得ています。逆に、悪い評判が多い業者は、サービスが不十分であったり不正行為が行われていたりする可能性が高いです。

事前にしっかりと調べ、信頼できる業者を選ぶことで悪徳業者を回避可能です。

公式サイトを持っている業者を選ぶ

遺品整理業者を選ぶ際には、公式サイトを持っている業者を選ぶことも1つの基準です。事業内容・サービス内容・料金体系が確認できる公式サイトを持っている業者は、透明性が高く信頼できます。

また、公式サイトを通じて業者の信頼性や実績などを確認できるため、安心感があります。公式サイトがない業者や、連絡先が不明瞭な業者は、後からトラブルになる可能性があるため避けた方が賢明です。

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まとめ

この記事では、遺品整理の場面でのネコババについて解説しました。

遺品整理でネコババが起こる原因や、狙われやすい品物・場所を特定し、ネコババを防ぐための対策を紹介しています。また、信頼できる業者の選び方についても詳しく説明しました。

この記事を参考に、遺品整理を安心して進めるために信頼できる業者を選び、ネコババを防ぐ方法を実践しましょう。