親族が亡くなった際は遺品整理が必要になることが多いです。その際、遺品整理業者への依頼を考える方もいるでしょう。

しかし、中には悪質な遺品整理業者がいるのも事実です。そこで今回の記事では、悪質な業者とのトラブルを避ける方法ややばい業者が起こすトラブル、やばい業者を見極めるコツについて解説します。遺品整理を業者へ依頼しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。

中にはやばい遺品整理業者もいる

残念ながら中にはやばい遺品整理業者がいるのも事実です。その背景としては、遺品整理の需要が高まっていることが挙げられます。

そもそも遺品整理というのは、人手・体力・時間を要する大変な作業です。昔は複数世帯で暮らしている家庭が多く、親族が団結して遺品を整理していました。しかし、核家族化や単身世帯の増加が進んだ現代では、遺品整理が困難になっています。

そこで頼りになるのが遺品整理業者で、現代の遺品整理の需要増加に合わせて遺品整理業者の数が増えています。しかし、「儲かる」という理由から事業を始めた悪質なやばい遺品整理業者もいるため注意が必要です。

やばい遺品整理業者が起こすトラブル事例

やばい遺品整理業者に依頼してしまうと、トラブルを起こされてしまうことがあります。ここでは、やばい遺品整理業者が起こすトラブル事例を紹介します。

• 価値のある遺品を盗まれた

• 作業後に高額請求をされた

• ゴミの処理などを必要な許可なしで行っていた

• 運営元が反社会的勢力だった

価値のある遺品を盗まれた

やばい遺品整理業者によって価値のある遺品を盗まれたというトラブルも見られます。実際に、遺品整理業者の作業後に大切な遺品が無くなっていたというケースもあります。

ネックレスのような貴金属や骨董品、家具・家電などの価値の高い遺品を盗まれるケースが多いです。価値のある遺品や大切な遺品は事前に仕分けをして、大切に保管しておくことが大切です。

作業後に高額請求をされた

やばい遺品整理業者は、作業後に見積もりよりも高い金額で請求してくることがあります。業者によっては、追加請求をしてくることもあるようです。

手口の特徴としては、請求料金の内容が不明瞭で不当な金額を請求してくるということが挙げられます。特に高齢者の場合は、言葉巧みな営業トークで騙してくることが多いです。

不当な高額請求を避けるためにも、遺品整理業者を利用する際は親族や遺族と立ち会うようにしましょう。

ゴミの処理などを必要な許可なしで行っていた

やばい遺品整理業者は必要な許可を取得せずにゴミの処理などを行っている可能性があります。そのような業者は、山や川に回収した遺品を不法投棄している事例が多いです。

優良な遺品整理業者であれば廃棄物収集運搬業務許可証のような許可を取得しているため、事前に確認しておきましょう。

運営元が反社会的勢力だった

やばい遺品整理業者は、運営元が反社会的勢力である可能性があります。違法行為を行っている可能性があり、依頼するのは危険です。

トラブルに巻き込まれる危険性があるので、見積もりの際に高圧的な態度を取ってくる場合は依頼を避けるのが無難です。

やばい遺品整理業者の特徴

様々なトラブルを引き起こすやばい遺品整理業者ですが、ここではその特徴について解説します。

• 見積もり料金が相場と比べて安すぎる
• ホームページが簡素で情報・実績が少ない
• 業者の対応が適当

見積もり料金が相場と比べて安すぎる

遺品整理業者の料金相場というのは、地域ごとに大まかに決まっています。その料金相場と比べて見積もり料金が安すぎる場合は、やばい遺品整理業者かどうかを疑いましょう。

例えば、住居のタイプ別の遺品整理の料金相場は以下のとおりです。

【アパート・マンションの料金相場】

間取り	料金相場
1R・1K	30,000〜90,000円
1DK	50,000〜130,000円
1LDK	70,000〜170,000円
2DK	90,000〜240,000円
2LDK	110,000〜310,000円
3DK	130,000〜400,000円
3LDK	160,000〜550,000円
4LDK以上	210,000〜750,000円

【一軒家の料金相場】

間取り	料金相場
1DK	30,000〜120,000円
1LDK	60,000〜150,000円
2DK	80,000〜230,000円
2LDK	90,000〜300,000円
3DK	100,000〜350,000円
3LDK	150,000〜500,000円
4LDK以上	200,000〜750,000円

遺品整理業者の料金相場についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

【2023年】遺品整理の料金相場は？費用の内訳や業者の選び方について解説！

ホームページが簡素で情報・実績が少ない

ホームページが簡素で情報・実績が少ない場合も、やばい遺品整理業者である可能性があります。優良な遺品整理業者は、実績や情報を記載したホームページを持っていることが多いです。

ホームページで情報・実績を確かめて安心できる遺品整理業者に依頼するようにしましょう。

業者の対応が適当

問い合わせの対応や事前打ち合わせの対応が適当な業者は信頼できません。見積もり料金などの説明を不明瞭なまま終わらせ、作業後に不当な請求をしてくる可能性が高いです。

遺品整理では故人の形見や遺族にとって大切なものを扱うため、丁寧な対応をしてくれる業者を選びましょう。

やばい遺品整理業者かどうか見極めるコツ

やばい遺品整理業者が起こすトラブルや特徴について解説してきました。そこでここでは、やばい遺品整理業者かどうか見極めるコツを紹介します。

• 複数の業者で見積もりを取る
• 口コミ・評判を確認する
• 問い合わせをしてみる

複数の業者で見積もりを取る

遺品整理業者を選ぶ際は、複数の業者で見積もりを取るようにしましょう。複数業者の見積もりを比べることで相場を把握できるため、極端に安すぎる業者（＝やばい業者）を避けることができます。

また、見積もりの内訳が不明瞭な業者も追加請求をされる可能性があるので避けるのが無難です。

口コミ・評判を確認する

他のサービスを利用するときと同様に、遺品整理業者を選ぶ際も口コミや評判を確認しましょう。口コミや評判は、Googleマップや業者のサイト、SNSなどから確認できます。

口コミや評判が悪い業者は避け、トラブルを防止しましょう。

問い合わせをしてみる

気になる業者が見つかった際は、実際に問い合わせをしてみましょう。電話やメール、LINEなどで問い合わせ可能です。

問い合わせへの対応が雑な場合や、質問への回答が不明瞭な場合はやばい遺品整理業者である可能性があります。逆に対応が丁寧で質問にも明確に答えてくれる業者は信頼できる可能性が高いので、そのような業者へ依頼するのがおすすめです。

やばい遺品整理業者のトラブルに遭ったら？

もしやばい遺品整理業者のトラブルに遭ってしまった場合は、以下に問い合わせをして相談してみましょう。

• 警察
• 消費者センター

契約するよう脅してきたり、長時間居座られたりする場合はすぐに警察へ相談しましょう。証拠を残すためにできれば録音しておくと良いでしょう。

実際に被害を受けたり、怪しいと感じたりした場合は、消費者センターへ相談しましょう。実際に被害を受けてなくても相談できるので、うまく活用しましょう。

まとめ

今回の記事では、やばい遺品整理業者のトラブル事例や特徴について解説してきました。先述のようにやばい遺品整理業者が一定数存在するのも事実です。

優良な遺品整理業者へ依頼してトラブルを避けるためにも、ぜひこの記事を参考にして業者選びを行ってみてください。